10代男女が飲酒運転、分離帯のり越えトラックと衝突

自動車 社会 社会

20日午後11時30分ごろ、埼玉県入間市内の国道299号を走行していた乗用車が中央分離帯を乗り越えて対向車線側へ逸脱。対向車線を順走してきたトラックと衝突し、道路右側の住宅敷地に突っ込む事故が起きた。クルマは中破し、乗っていた4人が死傷している。

埼玉県警・狭山署によると、現場は入間市新光付近で片側2車線の緩やかなカーブ。乗用車は左カーブを進行中に中央分離帯を乗り越えて対向車線側へ逸脱。対向車線を順走してきたトラックと衝突し、道路右側のフェンスを突き破って国道と平行する市道に逸脱。さらに隣接する民家敷地内に突っ込んだ。

衝突によってクルマは大破。後部座席に同乗していた16歳の女子高校生が車外に投げ出され、全身強打でまもなく死亡。別の16歳女子高校生も頭部強打で意識不明の重体となった。クルマを運転していた18歳の少年と、助手席に同乗していた16歳の男性。トラックを運転していた54歳の男性も打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。

中央分離帯は植栽となっており、クルマは分離帯内の立ち木にも衝突していた。相当な速度で走行していた可能性が高いという。聴取に対して少年は「ビールを飲んでから運転した」などと供述しており、警察では危険運転致死傷容疑の適用も視野に入れ、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース