マツダの欧州法人、マツダ・モーター・ヨーロッパは10月22日、『マツダ6』(日本名:『アテンザ』)のディーゼルエンジン搭載車が、24時間連続の高速走行を行い、20のスピード記録を打ち立て、現在、記録の公認を申請中であることを発表した。
このアテンザのディーゼルは、日本でもお馴染みの「SKYACTIV-D」搭載車。2.2リットル直列4気筒ターボディーゼルは、欧州仕様の場合、最大出力175psを発生する。
マツダ・モーター・ヨーロッパは、アテンザのディーゼル搭載車をドイツのATPテストコースに持ち込み、24時間連続の高速走行に挑戦。FIA(国際自動車連盟)が認める20のスピード記録の更新を目指した。
アテンザが24時間で走った距離は、5300km。プロドライバーやジャーナリストなど、欧州7か国から集まった23名が、交代で3台のアテンザのステアリングホイールを握った。
FIAの20のスピード記録の中で、注目できるのは、ディーゼル市販車2.0-2.5リットルクラスでの速度記録(24時間での平均車速)。アテンザは従来の記録の210km/hを11km/h上回る、221km/hの新記録を達成した。なお現在、マツダ・モーター・ヨーロッパでは、これら20の記録の公認を、FIAに申請している。