ドイツの自動車大手、ダイムラーは10月21日、米国のEVメーカー、テスラモーターズ(以下、テスラ)との提携関係を見直すと発表した。
ダイムラーとテスラは2009年5月、資本提携。ダイムラーが、テスラの株式の9.1%を取得した。両社はバッテリー、EVシステム、車両の開発などで、新たな協力関係を築いてきた。
10月21日のダイムラーの発表では、保有するテスラの株式の9.1%のうち、およそ4%を売却。ただし現在、両社で行っている共同プロジェクトに関しては、継続することが公表された。
また、メルセデスベンツ『Bクラス』のEV、『Bクラス・エレクトリックドライブ』については、テスラがダイムラーへのEVパワートレイン供給を、引き続き行う。
ダイムラー取締役会のディーター・ツェッチェ会長は、「テスラとのパートナーシップは、とても上手く行っている。この関係を継続していく」と述べている。