米 トヨタ、24万台を追加リコール…タカタ製エアバッグの不具合

自動車 テクノロジー 安全
先々代トヨタ カローラ北米仕様
  • 先々代トヨタ カローラ北米仕様

トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は10月20日、タカタ製エアバッグの不具合により、米国市場でおよそ24万7000台を追加リコール(回収・無償修理)すると発表した。

トヨタは2014年6月、日本を含む全世界において、タカタ製の助手席エアバッグの不具合による約227万台のリコールを発表。このリコールは、助手席エアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合によるもの。ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。

これにより、エアバッグ展開時にインフレータ内圧が異常上昇。インフレータ容器が破損して飛び散り、出火や乗員が負傷する恐れがある。

米国トヨタ販売が10月20日に発表したのは、タカタ製エアバッグの不具合による追加リコール。タカタの社内テストの結果、新たに高温多湿な気候の地域で、リコールの必要性があることが判明。これを受けて、米国トヨタ販売では、約24万7000台の追加リコールを行う。

リコールの対象車種は、2001-2004年モデルのトヨタ『カローラ』、『マトリックス』、『セコイア』、『タンドラ』、レクサス『SC』。米国トヨタ販売は、「現時点で、この不具合による死傷者の報告は受けていない」と説明している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集