ホンダは10月2日、フランスで開幕したパリモーターショー14において、欧州向け『シビック』の「スポーツ」を初公開した。
スポーツは、2015年モデルのシビックに設定された新グレード。ホンダが現在、開発を進めている新型『シビック タイプR』のデザインモチーフを、先行して取り入れたのが特徴。スポーツグレードは、ハッチバックだけに用意される。
次期タイプRのデザインモチーフが反映されているのは、新形状のフロントバンパー。バンパー下部には、メッシュデザインが与えられる。また、室内のブラックルーフライニングも、次期タイプRがモチーフ。さらに、17インチのアルミホイールも、スポーツグレード専用デザイン。ボディ同色のリアスポイラーも、専用装備。
スポーツグレードのエンジンは、ガソリンとディーゼル。ガソリンは1.8リットル直列4気筒「i-VTEC」。最大出力142psを発生する。ディーゼルは、1.6リットル直列4気筒ターボ「i-DTEC」。最大出力120psを引き出す。
ホンダは、「現在開発中のシビック タイプ Rを想起させるメッシュタイプのフロントバンパーグリルなどを採用することで、いっそうスポーティなイメージを生み出している」と説明している。