対面通行区間のトンネルで正面衝突、双方の4人が死傷

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5日午後3時40分ごろ、岡山県西粟倉村内の鳥取自動車道で、対面通行のトンネル内を走行していた乗用車同士が正面衝突する事故が起きた。この事故で一方のクルマに乗っていた3人が死傷。もう一方のクルマの運転者も重傷を負っている。

岡山県警・高速隊によると、現場は西粟倉村大字長尾地内付近で片側1車線の対面通行区間。西粟倉トンネル(全長1000m)の上り線を走行していた乗用車が下り線側へ逸脱。直後に下り線を順走してきた別の乗用車と正面衝突したものとみられる。

衝突によって双方のクルマは中破。下り線側を走行していたクルマの後部座席に同乗していた62歳の女性が全身強打でまもなく死亡。運転者と別の同乗者も重傷を負った。逸脱した上り線側を走行していたクルマを運転していた21歳の男性も重傷を負い、いずれも近くの病院へ収容されている。

警察では上り線を走行していたクルマの運転者がハンドル操作を誤ったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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