JR東日本とJR西日本は10月3日、北陸新幹線長野~金沢間の延伸開業(2015年3月14日)に対応した特急料金の認可を国土交通大臣に申請した。東京~金沢間は約1万4000円で、現在の新幹線と在来線の乗継ぎルートに比べ約1000円高くなる。
今回申請したのは新幹線自由席特急料金の上限。両社が発表した申請の概要によると、主な区間の料金の上限は東京~上越妙高間(東京からの営業キロ281.9km)が3680円、東京~富山間(391.9km)が5730円、東京~金沢間(450.5km)が6260円としている。
隣接駅間の自由席を利用する場合の特定特急料金とグリーン・グランクラス各料金は今回の申請の認可後、届出により設定される予定。特定特急料金は860円、グリーン料金は東京~金沢間5150円、グランクラス料金は東京~金沢間1万3370円で設定する予定だ。
今回の申請が認可されて各種料金の設定が行われた場合の通常運賃・料金の合計は、大人・指定席・通常期で東京~上越妙高間が9280円(運賃5080円・料金4200円)、東京~富山間が1万2730円(運賃6480円・料金6250円)、東京~金沢間が1万4120円(運賃7340円・料金6780円)になる。現在の上越新幹線と在来線特急『はくたか』(越後湯沢乗換え)のルートは東京~金沢間が1万3050円(運賃7770円・料金5280円)で、それより1070円高い。