2014年のF1日本GPが開幕、舞台となる鈴鹿サーキットにはピットウォークとドライバーサイン会が行なわれ、悪天候に見舞われたが多くのファンが集まり、早くも熱気に包まれている。
午前9時からのピットウォークに参加しようと朝早くから多くのファンがメインゲートに集まり、スタッフの誘導に従いメインストレートへ。普段は決して立ち入ることができないピットレーンを特別開放し、ピットウォークが行われた。
前日に参戦が決まった小林可夢偉(ケータハム)のピットを始め、メルセデス、レッドブル、フェラーリなど上位チームのピット内の風景を撮影しようとカメラを手にするファンが多かった。同時に2.243kmの東コースを歩ける「東コースウォーク」も行なわれ、明日からF1マシンが実際に走るサーキットを歩くイベントを催された。
またドライバー達もサーキットに続々と到着。早速コースの下見に出かけ、小林可夢偉(ケータハム)やセバスチャン・ベッテル(レッドブル)など各ドライバーが登場すると、サインを求めるファンで賑わった。
このピットウォークに参加したファンの中から抽選で当たった660人のファンがドライバーサイン会に参加した。グランドスタンドには当選しなかったファンも集まり、広いグランドスタンド中央部分はほぼ満員。しかし、イベント開始直前になって突然大雨が降り始めてしまったが、1年一度F1ドライバーに会えるチャンスとあって、多くのファンが夕方までスタンドに残り、登場するドライバーに声援を贈った。
登場するドライバーの中には、ジェンソン・バトン(マクラーレン)やマーカス・エリクソン(ケータハム)は「アリガトウゴザイマス!」「ガンバリマス!」と日本語で挨拶。明日からのレースでの健闘を誓った。そして4回目の母国GPを迎える可夢偉は「今回は具体的な順位の目標が言える状態ではないんですが、とにかく週末は皆さんと共に楽しく過ごせるように明日から頑張ります。」と意気込みを語った。
いよいよ明日からF1の走行がスタート。フリー走行1回目は午前10時に開始される。