日本航空(JAL)が今年5月から国内線のボーイング777-200型機に導入した、「JAL SKY NEXT(JALスカイネクスト)」と、この機材に設置されている「新国内線普通席」、「羽田空港国際線サクララウンジ」が2014年度「グッドデザイン賞」を受賞した。
グッドデザイン賞ベスト100を受賞した「JALスカイネクスト」は、座席間隔の拡大や、革張りの座席導入により一段上の座り心地となったこと、座席デザイン、LED照明の演出による機内のトータルデザインに加え、機内Wi-Fiの導入によるきめこまやかなサービスを実現したことが評価された。
「新国内普通席」は、座席をスリム化し、間隔を広げることで、ゆったりとした本革で包み込まれる座り心地を実現し、落ち着いたカラーリングが一段上のサービスを感じさせる仕上がりとなったことが評価された。
「羽田空港国際線サクララウンジ」は、2層構造の本館が下階をダイニングの賑わい、上階を静寂でくつろげる空間として上手く分けられており、ラウンジ内に配置されている和の要素が伝統から現代の作家まで、多様な表現で密度の高い空間を実現したことが評価された。国際的なラウンジとしてナショナリティを上手く表現しているとされた。