デルファイ、アンワイヤード社を買収…車載コネクティビティ事業を強化

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デルファイの車載コネクティビティシステム(イメージ)
  • デルファイの車載コネクティビティシステム(イメージ)

米国の大手自動車部品メーカー、デルファイ・オートモーティブ(以下、デルファイ)は9月30日、アンワイヤード社を買収すると発表した。

デルファイは、もともとGMの部品製造子会社。1999年にGMから分社し、独立した企業となった。しかし、2000年代に入って経営状態が悪化。2005年10月、日本の民事再生法に当たる米連邦破産法11条の適用を申請し、事実上、経営破綻した。その後、経営再建を進め、2011年11月、米国ニューヨークの証券取引所に再上場を果たしている。

今回デルファイは、アンワイヤード社の買収を発表。アンワイヤード社は、ブロードバンドサービスの提供をはじめ、車載コネクティビティ事業を手がける企業。デルファイはアンワイヤード社を買収することで、自動車用電装事業の強化に乗り出す。

なお、買収手続きは2014年内に完了する見込み。買収額などの詳細は、公表されていない。

デルファイのロドニー・オニール社長兼CEOは、「スマートフォンやタブレット型端末を、車と連携させたいユーザーのニーズは増加中。アンワイヤード社の製品が、我々の事業を強化するだろう」と語っている。

《森脇稔》

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