コミュニケーションカラーの“プレミアムパープル”を纏う試乗車。写真に収めるには風景の映り込みに手を焼く。が、眺めている分には、こうした濃色系だと『デイズ』ならではのボディサイド面の抑揚、カタマリ感がより理解できる。
新体験だったのは、ディーラーオプションの「日産オリジナルナビゲーションMP314D-W」。センターパネル部にインストールされるワイド2DINユニットが“アラウンドビューモニター対応”で、ミラーと切り替えてカメラ映像が表示可能なのがいい。写真はクルマをバックで路肩に寄せている状態だが、こうした場面では、ルームミラーよりむしろ視線移動が少なく便利に思えた。
3気筒ターボ(64ps/10.0kg-m)の走りは相変わらず闊達。2000~3000rpmあたりの活きのいい反応は目を見張り、出足の俊足ぶりも相変わらず。BS ECOPIA 165/55R15 75Vを履く足回りは、適度に硬質な乗り味ながら、電動パワーステアリングの安心感のある感触など、しっかりとした走りを作り出している。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★
島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。