トヨタの新北米本社、建設現場の監督業者を指定…2016年移転へ

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TMS(米国トヨタ自動車販売)のカリフォルニア州の現本社
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トヨタ自動車の米国法人は9月16日、テキサス州に移転建設する新本社キャンパスの建設に関して、JLL社と契約すると発表した。

トヨタは2014年4月末、北米における製造・販売・金融などの本社機能を、テキサス州ダラス北部のプレイノに移転すると発表。現在、カリフォルニア州トーランスに置く北米本社を、およそ60年ぶりに移転する。

テキサス州ダラス北部のプレイノの同一敷地内に移転するのは、TEMA(トヨタ・モーター・エンジニアリング・アンド・マニファクチャリング・ノース・アメリカ)、TMS(米国トヨタ自動車販売)、TMA(トヨタ・モーター・ノース・アメリカ)、TMCC(トヨタ・モーター・クレジット)の4社。本社機能の移転は、拠点を一元化することによって、各機能間での連携・効率化を推し進め、顧客に「もっといい車」を届ける体制を整えるのが目的。北米市場での持続的成長を目指す。

約4000名が異動対象となり、今夏より一部が異動を開始。新社屋完成後の2016年後半から2017年初頭にかけて、大部分の従業員が異動する予定。

トヨタは7月10日、テキサス州に建設する新本社キャンパスの開発を統括する企業として、ダラスに本拠を置くKDC社を指定。8月19日には、ダラスに本拠を置くコーガン社を、建物の設計事業者に指定した。今回のJLL社は、新本社建設プロジェクトにおける3社目のパートナー。

JLL社は、プロジェクトのマネジメントサービスを提供し、工事が計画通り進むよう、監督する。米国トヨタ販売のコーポレートマネージャー、Doug Beebe氏は、「歴史的な協力体制によって、新しい北米本社の建設を、さらに前進させる」とコメントしている。

《森脇稔》

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