米国の自動車最大手、フォードモーターは9月16日、新型フォード『S-MAX』の概要を明らかにした。実車は10月、フランスで開催されるパリモーターショー14で初公開される。
初代フォードS-MAXは2006年3月、ジュネーブモーターショー06で発表。スポーティなハンドリングや、2/3列目シートを簡単に床下に格納できる「ホールドフラットシステム」などが評価され、2007年の欧州カーオブザイヤーに輝いた。
フォードモーターは2013年秋、フランクフルトモーターショー13にフォード『S-MAXコンセプト』を出品。同車はフォードの欧州主力ミニバン、S-MAXの次期型を提案したコンセプトカー。その市販版が、今回発表された新型S-MAX。
新型S-MAXは、フォードモーターの最新デザイン言語を反映させた外観が特徴。3列シートの室内は、4名乗りから7名乗りまで、多彩なシートアレンジが可能。最大32通りのシートアレンジを実現する。最新の「SYNC」で、車載コネクティビリティも追求。
エンジンは、ガソリンが1.5リットル直列4気筒ターボ「エコブースト」。ディーゼルは2.0リットル直列4気筒ターボ「TDCi」で、CO2排出量を低減。欧州フォード車初のアダプティブステアリングを採用。フォードモーターによると、クラスをリードする運動性能を実現しているという。