欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは9月12日、8月の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総販売台数は、約74万0500台。前年同月比は2.7%増と、引き続き前年実績を超えている。
2014年1-8月実績を市場別で見ると、単一国としては最大市場の中国(香港を含む)が、前年同期比16.5%増の約240万台と好調。中国を含めたアジア太平洋地域では、14.9%増の約264万台を販売する。
また北米は、前年同期比1.8%減の58万3300台と減少傾向。このうち米国は、4.8%減の39万4700台にとどまった。同社は北米向けの新型SUVの開発を進めており、販売を巻き返す方針。
また欧州は、前年同期比6.9%増の約255万台と、信用不安を脱して、回復基調に。このうち、西欧(ドイツを除く)は、8.2%増の約131万台を売り上げた。地元のドイツも、6.5%増の80万6500台と好調。
フォルクスワーゲングループの2014年1-8月世界新車販売は、前年同期比5.6%増の約652万台。ブランド別では、フォルクスワーゲン乗用車部門が前年同期比3.4%増の約403万台。アウディは10.5%増の約114万台。シュコダは13.4%増の67万8500台。セアトは10.1%増の25万7800台を売り上げている。