営業中のタクシーがひき逃げ、乗客の申告で発覚

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6日午前0時25分ごろ、埼玉県川口市内の市道で、道路を歩いていたとみられる73歳の男性がひき逃げされる事件が起きた。男性は収容先の病院で死亡。車両は逃走したが、客からの通報でタクシーが関与したと判明。警察は後に64歳の男を逮捕している。

埼玉県警・川口署によると、現場は川口市末広2丁目付近。73歳の男性は道路を歩くか、もしくは横断していたところ、進行してきた乗用車にはねられた。

男性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打などが原因でまもなく死亡。事故を起こしたクルマは現場から逃走していたことから、警察ではひき逃げ事件として捜査を開始したが、後に現場を訪れた20歳代の女性が「自分が乗っていたタクシーが事故を起こしたと思う」、「乗車中に衝撃を感じ、運転手にもその旨を伝えたが無視された」などと申告した。

警察ではこの情報を元に周辺の防犯カメラ映像を分析。車両を特定して捜索を行ったところ、秩父市内で発見。警察は運転していた韓国籍を持ち、川口市内に在住する64歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「運転中に衝撃を感じ、バックミラーを見たら人が倒れていた。怖くなって逃げた」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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