“走り”と“オーディオ”の匠が新たなクルマの魅力引き出す…ソニックデザイン サウンドアスロン初開催

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カーオーディオとモータースポーツを融合させた新しい形態のミーティングイベント「ソニックデザイン サウンドアスロン」が、8月24日に山梨県韮崎市のミニサーキット「スポーツランドやまなし」で開催された。

主催は国内唯一のカーオーディオ専門メーカーのソニックデザイン(SONIC DESIGN)。同社はかねてより、製品づくりの考え方や思想をユーザーへと提案していく場として「リスニングキャンプ」を開催してきたが、今回のような「モータースポーツとの融合」というテーマは初の試み。「カーオーディオという世界で自動車趣味を楽しむ人に、走る楽しさやモータースポーツの魅力を訴えたい」という意図のもと、現役レーシングドライバーの荒聖治選手をゲストに招いての開催となった。


◆プロの走りを感じられて、オーディオを試聴できる環境も整った

イベントプログラムは、荒選手やカーオーディオ評論家の黛 健司氏、フリーアナウンサーの鈴木春花さんによるトークショーに始まり、荒選手によるエキシビション走行、荒選手の助手席でサーキットを体感できる同乗走行、ユーザー自身でコースを走るファミリー走行など。

パドックにはソニックデザイン製のオーディオが組み込まれたデモカーがズラリと並び、随時試聴のできる環境も整っていた。車種別専用設計のソニックプラスが発売以来好評を博すトヨタ86やスバルレヴォーグなど、様々な車が集まる中で、とりわけ注目が集まったのは、純正オプションとしてソニックデザインスピーカーセットが採用されたスバル『WRX』だった。正式な発表発売前のタイミングだったが、スバルの特別な許可により会場に展示され、周辺にはギャラリーが絶えることがなかった。


◆プロドライバーを満足させたソニックプラスのパッケージ

エキシビション走行で使われたトヨタ『スープラ』は荒選手自身の愛車だ。街中では快適なのに、サーキットでは速いというチューニングが施されたもので、この日は華麗なドリフト走行を見せてくれた。「プロのドリフトを間近で見るのは初めて」という来場者は多く、会場は終始、白煙と興奮に包まれていた。

同乗走行に使用されたトヨタ『86』は、荒選手自身がプロデュースするレーシングチーム「GAZOO Racing 86/BRZ Race」で走らせる現役のワンメイクレース車両だった。レーシングカーといっても、ハイグリップタイヤ以外は動力性能的にノーマルの状態にも関わらず、「プロの手にかかればこんなに速く走れると知った。異次元のGと強烈なブレーキングに驚いた」と同乗走行を体験した86オーナーは感心していた。

なお、これらの2台はソニックデザイン製のエンクロージュア一体型スピーカーが装着されていた。「年間3万kmを走るくらい生活の中でクルマにいる時間が長い僕にとって、カーオーディオは欠かせないもの。だけどノーマルのインテリアを加工するのは好きじゃなかった。ソニックプラスならボルトオンで装着できるうえに、クルマから発せられる機械音を邪魔しない程度の音量でもクリアなサウンドを楽しめる。僕の希望にぴったり合致したものでした」と荒選手は装着の動機について話していた。


◆「オーディオ派、走り派」という垣根がなくなる日は近い!?

午前と午後2回にわたって開催されたトークショーは、先に述べた荒選手のカーオーディオに対する考え方に始まり、ル・マン24時間やSUPER GTなどレースで経験してきた壮絶な体験談など、普段は聞けないような内容がふんだんに盛り込まれた。それも専門分野に偏ることのない軽妙なトークで、笑顔と笑いに包まれた和やかな雰囲気で進行していった。

「カーオーディオで音楽を聴くことばかりに注目してきた方々が、改めてクルマを走らせる魅力を再確認できた素晴らしいイベントだったと思います」と、カーオーディオ評論家の黛氏は最後にそう括った。荒選手もまた「カーオーディオから入った人がクルマのパフォーマンスを感じられて、僕みたいな走り好きがオーディオの魅力を知る。双方が結びつく意味で意義のあるイベント。これからもっと盛り上がって欲しい」と話していた。

今回の盛況ぶりを見るに連れ「カーオーディオとモータースポーツの融合」を謳ったサウンドアスロンの、次なる開催に期待が募る。「カーオーディオ派、モータースポーツ派」といった垣根が取っ払われるのは、そう遠い日のことではないのかもしれないと、サウンドアスロンを体感して強く感じた。
《中三川大地》

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