ホンダの米国法人、アメリカンホンダは9月3日、8月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は16万7038台。前年同月比は0.4%増と、3か月ぶりに前年実績を上回った。
ホンダブランドの乗用車系では、2012年秋に発売した新型『アコード』が、月販新記録の5万1075台を販売。前年同月比は32.5%増と、5か月連続で増加した。一方、『シビック』は3万4032台にとどまり、前年同月比は13.8%減と2か月連続のマイナス。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力車種の『CR-V』が、3万4079台。前年同月比は1.7%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。日本仕様とは異なる北米専用ミニバンの『オデッセイ』は、前年同月比12.9%増の1万2486台と、5か月ぶりに増加。中型SUVの『パイロット』は、27.3%減の1万0810台と減少が続く。
アキュラブランドでは、新型セダンの『TLX』が8月、2286台と良好な立ち上がり。『ILX』も5.7%減の1798台と回復した。2013年春に発売したホンダ『レジェンド』後継車の『RLX』は、前年同月比52.9%減の216台と、3か月連続で前年実績を下回った。
アキュラブランドのSUVでは、2013年にモデルチェンジした『MDX』が、前年同月比0.1%減の6497台と、マイナスに転じた。『RDX』も9.1%減の3984台と、4か月連続で減少する。
ホンダの2014年1-8月米国新車販売は、前年同期比1.1%減の104万2382台。アメリカンホンダのジェフ・コンラッド上級副社長は、「ホンダブランドの力強さは、アコードの個人向け販売ベストセラー車という結果に表れている」と述べた。