JR北海道はこの秋、期間内(10月1日~11月30日)に計338本の臨時列車を運転。本年度での運行休止が報じられている『SLニセコ号』や特急『旭山動物園号』、今年で運行開始25周年となる『くしろ湿原ノロッコ号』など、人気の列車を夏季から引き続き運転する。
今期は寝台特急『カシオペア』が車両定期検査などで10月2日以降運転されないため、運転本数は前年同期に比べ41本減少した。
C11形蒸気機関車のけん引で札幌~蘭越間を走る『SLニセコ号』は9月に続き、10月4日~11月3日の土曜・休日に運転。2000年から毎年秋に運行している同列車は本年度で休止の方針と報道されており、今期の運転が最後になるとみられる。
特急列車では、車内外に動物をデザインした車両による札幌~旭川間の『旭山動物園号』を10月4日~11月3日の土曜・休日に運転。10月4~13日の土曜・休日には、札幌~富良野間で「クリスタルエクスプレス」車両を使用した『フラノ紅葉エクスプレス』を1日1往復運転する。このほか、期間内の週末や3連休に札幌~室蘭間で『すずらん32号』(札幌21時33分発)、10・11月の一部の土曜・休日に函館~新青森間で『白鳥』を1往復(77号・80号)運転する。
今年で運行開始25周年を迎えた『くしろ湿原ノロッコ号』は、釧路~塘路間で10月中毎日運転。旭川~富良野間の『富良野・美瑛ノロッコ号』は、特急『フラノ紅葉エクスプレス』の運転日に合わせ、10月4~13日の土曜・休日に運転する。