ゼンリンは、国内主要都市の街並みを再現したリアルな3D都市モデルデータを制作し、9月2日からゲーム開発企業などに提供を開始すると発表した。
ゼンリンは、これまでゲームなどの開発を手掛ける企業に地図データ等を提供してきたことから、地図とエンターテイメントの融合に可能性を見出し、ゲーム開発イベントなどで限定的にデータを提供するなど、開発者を支援してきた。
活動を通じ、改めてゲーム開発における地図の有用性を確認できたことを踏まえ、カーナビゲーション向けとして独自フォーマットで整備してきた3D地図データを、汎用性の高いフォーマットに変換し、主にゲーム開発企業をはじめ、シミュレーション関連企業に「3D 都市モデルデータ」として提供する。
3D都市モデルデータは、実際の街並みを基にデータ化しているため、ユーザーは自ら都市のデータを制作することなく、ゲームの中にリアルな街を再現できる。
なお、ゲーム開発プラットフォーム Unity が提供するオンラインストア「Unity アセットストア」にて、秋葉原の街を再現した3D都市モデルデータ「Japanese Otaku City」を近日中に無償で公開する予定だ。