三菱 アウトランダーPHEV オフロード試乗…受け継がれる“パジェロDNA”[動画]

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三菱 アウトランダーPHEV
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家庭で充電ができるプラグインハイブリッドEV、三菱自動車の『アウトランダーPHEV』。環境性能への注目が集まるモデルであるが、本格的なオフロード走行で求められるSUVとして性能はどれほどのものなのか? その走行性能を試す機会を得た。

アウトランダーPHEVは、モーターだけで60.2km(JC08モード)を走行できるバッテリーを搭載することにより、例えば、自宅で充電して通勤などの往復で60kmの移動であれば、ほぼEVとして運用できるメリットを持つ。一方、バッテリーだけを使うピュアEVとは違い発電用エンジンを搭載しているので、一般的なハイブリッド車のように航続距離を気にすることなくロングドライブをこなすことができるのが特徴だ。

今回、そのSUVとしての性能を試すべく、本格的なオフロードコースとして選ばれたのが富士ヶ嶺オフロードコース。試乗コースは、比較的緩やかな外周路(岩場を登るモーグルのないコース)を使用しながら山の頂上まで登るコース。試乗会では本格的オフロード性能を持つ『パジェロ』や『デリカ』との乗り比べで、アウトランダーPHEVの実力を検証することができた。

実際に試乗してみると、パジェロやデリカとの比較では、コースの途中いくつかある急勾配の部分ではもう少しトルクやパワーが欲しいと感じる部分もあるが、前後2つのモーターを用意する4WDシステム「S-AWC」の制御が巧みで、4輪それぞれに確実に動力を伝達しタイヤを空転させてスタックすることなく、山の頂上まで走破することができた。

オフロードにおける乗り心地に関しては、都市型SUVというキャラクターのせいか、サスペンションのストロークがもう少しあると安心して走行できそうな印象。しかし、比較的速い速度で段差を乗り越える時などは、路面からの入力に対してボディがミシリということもなく、ボディ剛性の高さを感じることができた。

この試乗会では、プロドライバーの増岡浩氏がドライブするアウトランダーPHEVに同乗することもできた。本番のラリーのように攻める増岡氏、コーナーや段差を乗り越える速度レンジは想像していた以上に限界点が高く、オフロード走行における懐も深いことを実感。パジェロで培った本格SUVに求められる悪路走破性能が、このアウトランダーPHEVにも活かされていることを実感した。

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