8月19日、中国は山西省太原の太原衛星発射センターから、長征4号Bロケットで分解能(解像度)1メートルの高解像度地球観測衛星「高分2号」を打ち上げ、予定の軌道に投入することに成功した。
高分2号(英表記:Gaofen-2)はポーランドの小型衛星「BRITE-PL-2」と共に打ち上げられた。2013年4月打ち上げのGaofen-1に続く高分解能地球観測衛星で、これまでの中国の地球観測衛星では最も精密な1メートルの解像度で地表を撮影できるという。衛星の用途は地形観測、資源探査、環境・気候変動のモニタリング、精密農業、災害対策や都市計画が挙げられている。
高分2号は運用年数5年程度を目標としている。2010年からスタートした中国国産高解像度地球観測衛星計画では、高分シリーズの衛星を2020年までに全7機打ち上げる予定だという。