飲酒運転でのひき逃げと判明、発覚免脱容疑で少年を送検

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今月上旬に福岡県北九州市八幡西区内で発生した車両3台が関係する多重衝突事故について、福岡県警は20日、ひき逃げ容疑で逮捕されていた19歳の少年が飲酒運転の発覚を恐れて逃走したと判断。自動車運転死傷行為処罰法違反(発覚免脱)などの容疑で送検した。

福岡県警・八幡西署によると、問題の事故は2014年8月3日の午前7時ごろ発生している。北九州市八幡西区黒崎1丁目付近の国道3号を走行中の軽乗用車が前走する軽ワゴン車に追突。軽乗用車は弾みで対向車線側に逸脱し、対向車線を順走してきた乗用車とも衝突した。この事故で軽ワゴン車を運転していた54歳の男性と、乗用車を運転していた23歳の男性が軽傷を負ったが、軽乗用車を運転していた若い男は車両を放置して逃走した。

警察は翌4日に同区内に在住する19歳の少年を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕したが、捜査の過程で事故当時の少年が酒気帯び状態だったことが判明。飲酒運転の発覚を恐れて逃走し、酒が抜けるまで自宅で隠れていたこともわかった。

このため警察では飲酒ひき逃げの過重罰にあたる発覚免脱容疑の適用を決め、送検時に容疑を変更した。

《石田真一》

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