危険ドラッグ吸引後にダンプ運転で…

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7月上旬に東京都板橋区内の首都高速道路で発生した大型ダンプトラックの単独事故について、警視庁は18日、このトラックを運転していた23歳の男が危険ドラッグ(脱法ハーブ)を使用していたとして、道路交通法違反容疑で逮捕した。

警視庁・高速隊によると、問題の事故は2014年7月8日の午後1時ごろ発生している。板橋区仲宿付近の首都高速5号上り線を走行中の大型ダンプトラックが中央分離帯に接触。約40km/hの低速で蛇行を繰り返しながら、500mほど走行した。

トラックは本線を塞ぐ状態で停止。事故による人的な被害は無かったが、運転していた千葉県佐倉市内に在住する23歳の男は、通報を受けて駆けつけた同隊の隊員の呼びかけにも応じず、意識を失った状態で運転席に着座していた。

その後の調べで、男の着衣ポケットからは危険ドラッグとみられる植物片が入った袋と吸引用具を発見。押収して分析を進めたところ、薬事法で指定された禁止薬物の成分を検出した。このため警察は男が運転前にドラッグを使用したと判断。18日までに道交法違反(過労運転禁止)容疑で逮捕した。

聴取に対して男は「ドラッグは使用していない」などと供述。容疑を否認しているようだ。警察では入手ルートの特定を急ぐ方針。

《石田真一》

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