いずれ自動車業界VIPにも? 巷で大流行の「アイスバケツチャレンジ」

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ここ数日、ソーシャルメディアで急速に広がっている「アイスバケツチャレンジ」(Ice Bucket Challenge)。欧米で始まり、日本にも伝わり、ソフトバンクの孫正義氏やIPS細胞でノーベル賞を受賞した山中伸弥教授も氷水をかぶりました。

Wikipediaによれば、治療法が確立されていない難病、ALS(筋萎縮性側索硬化症)へのチャリティを目的としたもので、指名(チャレンジ)を受けた人は24時間以内に100ドルを寄付するか、氷の入った水をかぶってそれをシェアするかを選択しなくてはなりません。次にチャレンジする3人を指名する必要もあり、急速に広がっていきます。

7月頃からALS患者を身内に持つユーザーが草の根的に始めたものがソーシャルメディアで広まり、テレビ局が取り上げ、有名ゴルファーや野球選手がチャレンジ。フェイスブックのマーク・ザッカーバーグや、アップルのティム・クック、マイクロソフトのビル・ゲイツなどIT業界の著名人も氷水をかぶりました。ゲーム業界にも広まりつつあり、『Minecraft』のノッチやXbox事業責任者のフィル・スペンサーもやりました。

フェイスブックによれば、同サイト上でこのキャンペーンに参加したのは既に2800万人以上、280万件以上の動画がポストされたそう。更に米ALS協会は、7月29日から8月18日までの間に1560万ドルの寄付が集まり、昨年の同期間の180万ドルを大幅に上回ったと発表しています。

ALSは筋肉の収縮と筋力の低下が進行していく病気で、現在のところ治療法は確立されていません。バズを巻き起こす手法には批判的な見解もあるこのキャンペーンですが、より良い世界を作る方向に進む事を期待します。

広がる「アイスバケツチャレンジ」とは何か? 難病へのチャリティに有名人たちが氷水をかぶる(2)

《土本学@INSIDE》

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