6月25日、トヨタは燃料電池車(FCV)の市販第1号となるセダンタイプの新型燃料電池車『FCV セダン』を発表した。
FCVは、水素を燃料とし化学反応により発電をおこなう電気自動車(EV)の一種で、排気ガスを排出しないエコカーだ。トヨタは、ガソリン車に置き換わる可能性のあるモビリティとして開発を進めてきた。
EVと言っても航続距離は長く、700km以上をゼロエミッションで走行することができ、水素の充填時間は約3分と、ガソリン車と変わらない使い方が可能である。普及への課題となっている水素ステーションの数も、政府などの施策によりその数は今後増加するという。
デザインは、東京モータショー13に出展された『FCV コンセプト』ほぼそのままといった印象で、大きな開口部をもつフロント回りと流れるような前後フェンダー、上下2段に分かれたテールライトなど、オーソドックスなセダンボディながら特徴的なエクステリアデザインをもつ。
正式な名称は未発表だが、発売は2014年度内を予定。価格は700万円ほどになる予定だ。
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