南海、なんばCITYに「祈とう室」…9月30日開設

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なんばCITY本館地下1階に設置される祈とう室のイメージ。9月30日に開設する。
  • なんばCITY本館地下1階に設置される祈とう室のイメージ。9月30日に開設する。
  • 南海は関西の鉄道会社として始めて祈とう室を設置するが、イスラム圏では祈とう室を設けた鉄道駅が多い。写真はイランのサラフス駅で、駅舎出入口の右側に祈とう室がある。

南海電気鉄道は7月30日、イスラム教徒(ムスリム)向けの祈とう室を難波駅併設のショッピングセンター「なんばCITY」(大阪市中央区・浪速区)に設置すると発表した。9月30日に開設する。

同社によると、ムスリムが多い東南アジア諸国からの訪日客が増加していることから、なんばCITYの本館地下1階に祈とう室を整備。男女別々に礼拝できるよう室内をパーティションで区切るほか、礼拝前に身体を清めるための「小浄施設」も男女別に設置する。祈とう室の設置は関西の鉄道会社では初めての取組みという。

南海は今後も飲食店舗でのポークフリー・アルコールフリーメニューの充実などを図る方針。「飛躍的に増加しているムスリム圏からのお客さまに満足いただき、当社線ならびに当社施設の利用を促進したいと考えています」としている。

《草町義和》

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