中東を代表する国際航空会社のエミレーツ航空(UAE)は7月30日、航空会社として初めて、機内エンターテイメントシステム「ice Digital Widescreen」で上映する複数の映画に目の不自由な旅客向けの解説音声を導入すると発表した。
解説音声は、シーンを説明するナレーションで、会話と会話の間で流れる。解説音声を付加する映画は、ウォルト・ディズニー・スタジオ配給の映画作品16本で、「アナと雪の女王」「アベンジャーズ」「トイ・ストーリー3」といった超人気作も含まれる。
同航空は2007年、耳の不自由な旅客に対し、字幕で会話や音響効果を伝える技術「クローズド・キャプション」を世界の航空会社の中で最も早く取り入れている。今後は解説音声を機内エンターテイメントシステムの他コンテンツに随時導入していく方針。