ダイハツ工業は7月31日、2015年3月期の第1四半期(4-6月)連結決算を発表した。今年投入する軽自動車の開発費負担などにより、営業利益は前年同期比42%減の251億円となった。
第1四半期の国内販売は2%増の16万1000台と伸ばしたが、モデルミックスの悪化もあり収益への貢献は限定的だった。ダイハツは今年、新型『コペン』など、6車種の軽自動車の新モデルを投入する計画。
第1四半期ではこれらの経費増が123億円の営業減益要因となった。「開発から生産、販売に至る経費が上期に固まっている」(入江誠取締役専務執行役員)という。一方、通期の業績予想は営業利益で1400億円(前期比5%減)などとしている期首見通しは据え置いた。今後の新モデル投入で巻き返しを図る。