イタリアの自動車大手、フィアットグループは7月30日、2014年第2四半期(4-6月)の決算を明らかにした。
同社の発表によると、傘下のクライスラーグループを含めた第2四半期の売上高は、233億ユーロ(約3兆2085億円)。前年同期の223億ユーロに対して、4.5%増加している。
一方、第2四半期の純利益は、1億9700万ユーロ(約270億円)にとどまる。前年同期の4億3500万ユーロに対して、55%の大幅な減益となった。
大幅な減益となった大きな要因は、2014年1月にクライスラーグループを完全子会社化したことを受けて、米国での課税が増えたため。欧州や南米市場での新車販売の落ち込みも、大幅な減益につながった。
第2四半期のクライスラーグループを含めた世界新車販売は、前年同期比2%増の120万5000台。このうち、NAFTA地域では10%増、アジア太平洋地域では42%増を達成している。