JR東日本長野支社は7月29日、飯山線飯山駅(長野県飯山市)を11月9日に移転すると発表した。2015年春の開業に向けて準備が進む北陸新幹線の飯山駅に併設する。
飯山駅は1921年10月21日、飯山鉄道(現在の飯山線)の駅として開業。現在地から長野方へ約300mの地点には、北陸新幹線の飯山駅が飯山線の線路をまたぐ形で整備された。このため、飯山線の飯山駅を北陸新幹線との交差部に移し、両線の連絡を図るための工事が進められてきた。
移設後の飯山線飯山駅は地上に島式1面2線のホームを設置。駅舎は新幹線駅併設の橋上駅で、バリアフリー設備としてエレベーターと多機能トイレを設ける。北陸新幹線飯山駅に合築する観光交流センターや駅前広場の千曲川口広場も11月9日から暫定的に使用を開始する。ただし南口と斑尾口広場は北陸新幹線の開業まで利用できない。
新しい駅の営業開始は11月9日の初発から。11月8日19時頃から線路切替工事を実施するため、列車を運休してバス代行輸送を行う予定だ。