日野鈴木専務、新型 プロフィア「安全を提供するコンセプトは受け入れられている」

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日野自動車 鈴木賢二 取締役専務役員
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日野自動車の鈴木賢二取締役専務役員は7月29日に都内で開いた決算会見で、4月に一部改良して発売した大型トラック『プロフィア』について「安全なものを提供していくという我々のコンセプトは受け入れられている」との見方を示した。

鈴木専務は「衝突被害軽減ブレーキ、ドライバーモニター、車線逸脱警報装置をつけて若干ながら売価は上がったが、事故を起こした際の逸出利益を考えた場合に非常に得であるということから、お客様からかなり評価されている。最近はいろんな方がドライバーになっているので、そういう意味では女性、高齢者の方もいるので、安全なものを提供していくという我々のコンセプトは受け入れられている」と述べた。

またエンジン制御の改良などにより燃費向上も図ったことで「これも市場からも高い評価を得ている。燃料コストは上がっているが、そういう意味では維持費低減に貢献しているということで、営業サイドは自信をもって売っているのが実態」と強調した。

一方、新型車の投入にも関わらず4-6月期の大型トラック市場で日野のシェアが低下したことについては「3月に想定以上の駆け込み需要があった。3月から4月に新型車に切り替えた。そこに架装の長期化があったということで、日野自体として車両供給が少し不足したというのがあった」と明かした。

ただ鈴木専務は「それが今後は解消していくので、お客様をあまり待たせることなく届けることができると考えている」との見通しを示した。

《小松哲也》

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