小糸製作所は7月29日、自動車用照明機器の製造・販売子会社「湖北小糸車灯有限公司」を中国・湖北省に設立すると発表した。
中国の自動車生産台数は、経済成長に伴う所得水準の上昇、自動車購買層の増加により、2013年には2200万台を超え、今後も更なる生産拡大が予想されている。特に内陸部である華中地域では、自動車需要が旺盛で、各カーメーカーが生産能力の増強や新工場建設を計画している状況にある。
同社は、自動車産業の拡大が期待される華中地域に新拠点を設立、現在の上海・広州・福州の3拠点と連携して、中国の自動車産業の成長を取り込み、タイムリーな製品投入、新規受注の拡大等により、収益向上を図っていく。
新会社への投資総額は80億円。2016年7月からの稼働を予定しており、自動車用前照灯および標識灯各50万台を同年末までに生産する。