中東ヨルダンのロイヤルヨルダン航空は、経営再編計画に基づき、アンマン=ムンバイ、ラゴス、デリー線の運航休止を公式ウェブサイトで発表した。
ナセル・ロジ最高経営責任者(CEO)は、今回の運航休止について、会社の財務構造改善のための決定と説明している。対象の3路線は、他航空会社との競争で劣勢を強いられ、運航コストも増大していた。
ロイヤルヨルダン航空は2012年から2年連続で多額の損失を出している。隣国シリアの情勢不安により、アンマン=ダマスカス、アレッポ線が運航休止に追い込まれたのが主な理由。
ムンバイ線は9月10日、ラゴス線は10月10日、デリー線は10月31日で運航を休止する。今回の運航休止で、乗り入れ都市は合計51都市となった一方、ロジCEOは新規路線の開設も検討中としている。