【テクノフロンティア14】自立生活支援用ロボットアーム…人の手の動きを再現

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自立生活支援用ロボットアーム『ラピューダ』
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東京ビッグサイトで開催された『TECHNO-FRONTIER 2014』で、ロボットメーカーのライフロボティクスが、世界初となる肘(ひじ)関節のないロボットアーム『ラピューダ』の展示デモを行った。

このロボットアームには手の部分と肩の部分はあるが、肘(ひじ)がない。その代わりに独自の直動伸縮機構を採用することでアームがカメの頭のように伸縮し、服や物がジョイント部分に挟み込まれるリスクを少なくする構造とした。肘(ひじ)があることによる周囲との接触がなくなり、安全に動くことができるのだ。

また、小型軽量のステッピングモーターを搭載して、重さ8キロと軽量化。車いすにも手軽に取り付けることができる。操作はテンキーで。つかむ、持ち上げる、ひねる、といった、人間の腕、ひじ、手首の複雑な動きを再現する。上肢に障害のある人が、「水が飲みたい」「リモコンをとりたい」といった日常の動作を介護の手を借りずに自分自身で操作できるわけだ。

ただし、商品化のメドはまだたっていないという。安全に使うための保守体制や保険適用などの社会的なインフラが整っていないからである。社会的にバックアップできる体制が望まれている状況だ。

《嶽宮 三郎》

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