九州道でバスジャック事件、約30分でスピード解決

自動車 社会 社会

20日午前11時5分ごろ、福岡県若宮市内の九州自動車道を走行中の路線高速バスが客を装い、刃物を隠し持って乗り込んだ男に乗っ取られる事件が起きた。バスは太宰府市内まで走行したが、男は突入した警官に取り押さえられ、銃刀法違反の現行犯で逮捕されている。

福岡県警・捜査1課によると、バスは直方市から福岡市内に向かっていた西鉄バスが運行する路線高速バス。若宮市内を走行中に刃物を持った若い男が運転席へ接近。運転手に刃物を突きつけ、近くの座席にいた乗客の女性に対して「警察へ通報しろ」と要求した。

バスは福岡市内に入っても高速道路を降りずにそのまま走行。九州自動車道を太宰府市水城付近まで走行した11時35分ごろに車内で異音が発生。男は運転手に「降車して確認しろ」と要求したが、この際に追跡していた警官が車内に突入。男を取り押さえ、銃刀法違反の現行犯で逮捕した。

逮捕されたのは福智町内に在住する26歳の男で、約3年前にもバスジャックを予告し、バス乗り場近くのビルで刃物を持っていたとして逮捕されたことがあった。

警察では男を厳しく追及して動機の解明を進めるとともに、人質強要処罰法違反容疑での立件も視野に入れ、捜査を続けている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース