国土交通省は、ボーイング『787-9』型航空機に対する型式証明書を交付したと発表した。
ボーイングは、国交省に2013年7月12日付けで787-9型航空機に対する型式証明を申請した。同申請に対し国交省航空局の所要の審査が終了し、7月18日付けで型式証明書を交付した。
型式証明は、航空法第12条の規定に基づき、航空機の種類(型式)ごとに、設計・製造過程が安全性、環境適合性の基準を満たしていることを証明するもの。型式証明を受けた航空機は、航空法第10条第5項第1号に基づき、航空機1機ごとの耐空証明検査で、検査の一部が省略される。
787-9型機は、ボーイング『787-8』型機の胴体を延長した派生型で、機体積載重量25万2655kg、航続距離15700kmに増加した双発ジェット旅客機。
初号機はニュージーランド航空が受領しており、2号機を全日本空輸が7月下旬に受領する計画。日本への導入計画は、全日空が30機を正式発注している。日本航空は2015年中に1号機を受領する計画で、20機を正式発注している。
全世界では、26の航空会社が409機を発注している。