新日鉄住金は、八幡製鉄所に保有している「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」の構成資産である、旧本事務所、修繕工場、旧鍛冶工場を、安倍晋三首相が18日に視察したと発表した。
今回の視察は、政府が策定した成長戦略を踏まえて、先進的な取り組みを行っている施設や企業を訪問する一環で、新日鉄住金の進藤社長や谷本常務執行役員八幡製鉄所長が同行した。
明治日本の産業革命遺産は、製鉄・造船・石炭産業の重工業部門に西洋技術を移転し成功した、日本独特のプロセスを証明する遺産群で、非西洋地域での近代化の先駆けとなった日本の原点として重要な文化遺産群とされている。
また、安倍首相は福岡水素戦略(Hy-Lifeプロジェクト)社会実証プロジェクトの一環として、北九州市八幡東区東田地区に設置され、新日鉄住金八幡製鉄所から水素を供給している北九州水素ステーションも視察した。
同ステーションは日本初の、水素をパイプラインで直接供給する施設。