【マレーシア航空17便 撃墜事件】ロシア&親露派へ批判強まる…マ政府の慎重対応に疑問も

マレーシア航空MH17便(乗員乗客298人)が17日にウクライナ東部で親ロシア派武装勢力によって撃墜されたとみられる事件で、国際社会からの親ロシア派とそれを支援するロシアに対する批判の声が高まっている。

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マレーシア航空MH17便(乗員乗客298人)が17日にウクライナ東部で親ロシア派武装勢力によって撃墜されたとみられる事件で、国際社会からの親ロシア派とそれを支援するロシアに対する批判の声が高まっている。

その一方で、被害者であるMASを傘下にもつマレーシア政府の対応が鈍く、ロシアへの対応が慎重すぎるといぶかしがる向きも少なくない。

撃墜したミサイルはロシアが供与した「BUK-2M」と見られており、また墜落現場は親ロシア派が押さえており遺留品や遺体も勝手に運び出したと報じられている。遺留品の略奪行為も行なわれているとされる。遺体を放り投げたりする動画映像がながれており、イスラム教の犠牲者が多かったマレーシアでは、死者をただちに埋葬するイスラム習慣に立脚した武装勢力への批判の声が上がっている。

欧州安全保障協力機構(OSCE)の監視団に対する妨害行為も伝えられている。米国のケリー国務長官は「ロシアが関与した明確な証拠がある」と述べた。
一方、親ロシア派はブラックボックスを回収したと主張している。

伊藤 祐介

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