【スズキ スイフト RS-DJE 試乗】リットル26.4kmの好燃費と欧州調の足…島崎七生人

試乗記 国産車
スズキ スイフトRSーDJE
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『スイフト』のなかでも、走りに磨きをかけたシリーズが「RS」だ。ヨーロッパ仕様と同等のアシを謳い文句に、ファンな走りを求めるユーザーの期待にこたえている。

「RS-DJE」は追加設定車種で、その名の通りDJE(デュアルジェットエンジン)を筆頭に、“エネチャージ”“エコクール”やアイドリングストップ機能を搭載。JC08モード燃費は26.4km/リットルを得て、この結果、新車購入時の自動車取得税、重量税などが免税となり、通常のRSとの価格差が事実上かなり圧縮される。

登場以降、継続的に試乗してきた経験から、“いつもの走り”はDJEでも健在と確認できた。とくに街中から山道、高速まで、自分の手のひらで路面を触りながら走らせているような感覚は「RS」ならでは。走行距離を重ねるほどアシやクルマに“なじみ”が出て、みるみる乗り味がしなやかになっていくのもいつものことだ。

おそらくパワートレーンと“ワンセット”なのだろう、DJEではメーターが青/緑/白に可変するステータスインフォメーションランプ付きの大型1眼式に。これは、もともとのRSと同じアナログ2眼式(タコメーターと200km/hまで刻まれたスピードメーター)のほうが、やはりそれらしい。DJEはCVTとの組み合わせだが、絶対性能、アクセルレスポンスなど問題なし。パドルシフトで任意に7速に“切って”ギアを選びながらの走行も可能。大袈裟ではなくていいが、排気音があと少し“聞かせる音質”なら、なお気分が盛り上がる気がする。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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