6月25日、「第25回設計・製造ソリューション展」の基調講演でトヨタ自動車取締役副社長の加藤光久氏が「“もっといいクルマづくり”に向けたトヨタの取り組み」と題した講演をおこなった。
加藤副社長が推進責任者となっている、トヨタの新しいクルマ作りの方針“Toyota New Global Architecture”(以下、TNGA)について説明した。
加藤副社長は「トヨタはこれまで個別最適な開発プロセスで、個々の商品に対応してきた。結果商品力、品質、価格競争力、開発リソーセス、サプライチェーン等に課題がでている」との認識をしめし、商品力向上・グルーピング開発による賢い共用化、グローバル標準化への取り組み、ものづくり改革、TNGAと連動した調達戦略の五本柱からなる新方針を推進することで課題解決にあたりたい、と話す。
TNGAは2015年販売予定のCセグ新型車から導入する予定で、その後B・Dセグメントにも拡大適用していくという。