欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは7月1日、ブラックベリーのドイツ研究開発センターを買収したと発表した。
フォルクスワーゲングループは、ブラックベリーのドイツ研究開発センターを買収後、「フォルクスワーゲン・インフォテインメント」社を設立。車載コネクティビティ事業のさらなる強化に乗り出す。
ここ数年、フォルクスワーゲングループは、車載コネクティビティ事業を重視。研究開発のスピードを加速させてきた。
例えば、スマートフォンやMP3プレーヤーなどの機器と、車両との間での情報を交換。フォルクスワーゲングループは近い将来、車と車との間で情報をやりとりする「カー・トゥー・カー・コミュニケーション」に発展すると見込む。
フォルクスワーゲンブランドの研究開発担当、ハインツ・ヤコブ・ノイサー取締役は、「コネクティビティは、将来の自動車の重要な装備になるだろう。世界中の顧客が、車載コネクティビティの急速な進化を求めている」と述べた。