クレハ、中国にリチウムイオン電池材料の販売会社を新設…EVやPHV市場拡大に対応

クレハは、子会社のクレハ・バッテリー・マテリアルズ・ジャパン(KBMJ)が中国にリチウムイオン電池材料の販売会社が7月1日から営業開始すると発表した。

エマージング・マーケット 中国・東アジア

クレハは、子会社のクレハ・バッテリー・マテリアルズ・ジャパン(KBMJ)が中国にリチウムイオン電池材料の販売会社が7月1日から営業開始すると発表した。

中国に設立したリチウムイオン電池材料販売会社は「呉羽電池材料(上海)」で資本金は60万ドル。新会社は中国でリチウムイオン電池用バインダーとハードカーボン負極材を販売する。

大気汚染が深刻な中国では今後、ハイブリッドカーや電気自動車、プラグインハイブリッドカーの投入が本格化する見通しで、これに伴ってリチウムイオン電池の需要も拡大する見通し。現在、クレハグループでは、年産4000トンのバインダー用途を主とするフッ化ビニリデン樹脂の製造設備をクレハのいわき事業所内に持つが、今後の需要拡大と原料を安定確保するため、中国・常熟にも年産5000トンの製造設備を完成、4月から試運転を開始している。

中国に販売会社を新設して、車載用リチウムイオン電池メーカー各社と緊密に連携して、市場ニーズに迅速に対応するとともに、技術サポートを含めてカスタマーサービスを充実させる。

《レスポンス編集部》

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