アウディ、グーグルの「アンドロイド」とアップルの「Car Play」を市販車に採用へ

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アウディの車載コネクティビティのイメージ
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ドイツの高級車メーカー、アウディは6月26日、グーグルの「アンドロイド」とアップルの「iOS」を、アウディ車に採用すると発表した。

アウディが市販車に導入を予定するのは、グーグルの「アンドロイド・オート」と、アップルの「Car Play」。2015年から、アウディのMMI(マルチ・メディア・インターフェイス)に両ソフトウェアを組み込んだシステムを、オプション設定する計画。

Car Playは、自動車の車内でスマートフォンの「iPhone」をより快適で安全に、楽しく使うために開発された、iOSアプリケーションの新機能。Car Playに対応した車にi Phoneを接続すると、連絡先にアクセスしたり、電話をかけたり、不在着信があった相手に返信したり、ボイスメールを聞いたりといったことが、「Siri」のサポートにより簡単に可能に。メッセージや通知を受け取ると、Siriが音声による指示に反応してメッセージの内容を読み上げたり、ドライバーが口頭で話したメッセージを書き起こして返事をしたり、電話をかけるといったアイズフリーの体験も提供する。

iPhoneのユーザーは、Car Playを使えば、ひと言話しかけるかタッチするだけで、電話をかけたり、マップを使ったり、音楽を聴いたり、メッセージにアクセスしたりすることが、直感的にできる。ユーザーは車内のインターフェイスから、Car Playを簡単に操作できるほか、ステアリングホイール上のボイスコントロールボタンを押し続けることで、運転から注意をそらすことなく、Siriを起動することも可能。

一方、グーグルのアンドロイド・オートでは、ステアリングホイールのスイッチで、スマートフォンなどのアプリを操作できる。さらに、音声入力コマンドにも対応。ナビゲーションや通話、音楽再生などを指示することを可能にしている。

《森脇稔》

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