イタリアンスクーター新専門店…ベスパは「生活自体が楽しくなるコミューター」

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スクーター・イタリアーノ 原宿 オープン
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  • ホノラリー代表取締役の市村尚久さん

東京原宿にピアッジオとベスパ専用のショールーム、“スクーター・イタリアーノ 原宿”がオープンした。

スクーター・イタリアーノ 原宿は、運営会社のホノラリーが、“ホノラリー原宿”として営業していた場所を、リニューアルした店舗だ。

ホノラリー代表取締役の市村尚久さんは、「ホノラリーを始めて30年目。以前は16歳から25歳くらいまでのユーザーが多かったが、いまは年齢がどんどん上がっており、40歳以上70歳くらいのユーザーが多くなった。そこで、もう少し大人向けの店舗づくりをしたいと思っていた」ときっかけを話す。

いまベスパを購入するユーザーは、年齢も上がっていることから、「クルマとは別にセカンドカーとして購入したり、奥様のために購入したりという人が増えている」と市村さん。「昔は高校生がお金を貯めて買いに来たりしていたが、そういう人が一度(ベスパを)卒業して、子育てが終わったのちに、また、乗ってみようという方が増えている」と述べる。

ベスパの魅力は、「一緒にいて楽しいという一言につきる」と市村さん。「私自身も学生時代から乗っていてそう感じている。日本製スクーターにはない、乗っていてワクワクして、生活自体が楽しくなるコミューターとして考えると、一番ではないか」とコメント。「アシとして使う意外の“何か”を求めている方が購入している」とする。

現在、ホノラリーのベスパの販売台数は、最盛期の1/10程度に減少している。その理由は、「リーマンショックなどのほかに、道路交通法改正に伴い、美容師やブティックに勤める方々が、通勤用のベスパから自転車に乗り換えるなどで、激減してしまった」と説明。

「しかし、今年はベスパの新型車も投入されているので、頑張って販売して行きたい」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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