SRTバイパー、ブランド廃止でダッジバイパーに…GT3レーサーも新カラーへ一新

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ダッジ バイパーSRT GTS-R
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米国を代表するスポーツカーの1台、クライスラーグループの『バイパー』。「SRT」ブランドの廃止に伴い、市販車だけでなく、モータースポーツの世界にも、「ダッジ」のバイパーが復活した。

5月6日、クライスラーグループとフィアットの統合で生まれた新会社、FCA(フィアット クライスラー オートモービルズ)は、中期経営計画の「2014‐2018ビジネスプラン」を発表。FCAは2014‐2018ビジネスプランの中で、SRTブランドの廃止を決定。今後は、「ダッジ」ブランドに統合されることになった。

SRTとは、ストリート&レーシング・テクノロジーの略。もともとクライスラーグループが、モータースポーツのノウハウを導入して開発した高性能車シリーズを指していた。2012年4月、ニューヨークモーターショー12でモデルチェンジしたバイパー発表を機に、SRTはブランドに昇格。そのSRTブランドが、わずか2年で姿を消す。

SRTブランドの廃止に伴い、市販車のバイパーの車名は、初代と同じダッジ バイパーに回帰。今回、モータースポーツの世界でも、SRTバイパーが、ダッジ バイパーとして、復活を果たすことが告げられた。

6月19日、ダッジブランドは、パイパーのレーシングカー、SRT『バイパーGTS-R』の車名を、ダッジ『バイパーSRT GTS-R』に変更。同時に新しいカラーリングを発表。赤いボディカラーを基本に、白いレーシングストライプが添えられた。ダッジによると、ブランドの100周年を祝う意味が込められているという。

シャシーはサーキット走行に対応して強化。ブレーキはフロントが6ピストン、リアが4ピストン。トランスミッションはパドルシフト付きの6速シーケンシャル。クラッチはレース専用タイプ。エアロダイナミクス性能も向上。フロントリップスポイラー、角度調整式の大型リアスポイラーなどが装備された。アルミホイールは軽量デザインとしている。

《森脇稔》

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