ルノー トラフィック 新型…移動オフィス機能を充実した小型商用バン

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フランスの自動車大手、ルノーは、小型商用バン『トラフィック(Trafic)』をフルモデルチェンジしたと発表した。本国でのデリバリーは今年9月を予定。

荷室を大型化し、移動オフィスとしての機能を充実させたのが特長。旧モデルはスペインにある日産自動車の工場で製造していたが、新型はフランスのサンドーヴィル工場で製造する。

同車は、荷室の長さが異なる2種類(L1とL2)と全高が異なる2種類(H1とH2)が用意される。パネルバンのベースとなる荷箱なしの「Platform cab」、最大9席を備えた乗用バンモデルの「Combi」も設定。これらの組み合わせにより60種類以上のバリエーションが生まれる、という。

車両寸法は、全長4999(L1)/5399(L2)×全幅1956×全高1971(H1)/2465(H2)mm、ホイールベースは3098(L1)/3498(L2)mmとなる。L1とL2のキャビンのサイズは同じで、L2はL1より荷室が400mm長くなる。

パワートレインは1.6リットル4気筒ディーゼルエンジンで、シングルターボとツインターボが設定され、出力が異なる4種類が用意されている。H2モデルはツインターボの「Energy dCi 120」「Energy dCi 140」のみ。

いずれのエンジンも欧州排ガス規制Euro5に適合しており、2014年9月に導入されるEuro6b規制にも対応。シングルターボエンジンは、従来モデルと比べて燃費が平均で2km/リットルほど改善した。

車両の空力改善や軽量化、エンジンの小型化、アイドリングストップ機能、回生エネルギーシステム、低転がり抵抗のタイヤ、非ブレーキ時にフロントディスクブレーキの摩擦を低減するなどの燃費改善対策が施されている。

運転席の周辺は、移動オフィスにもなるように携帯電話、タブレットPC、ノートパソコンなどを手の届く範囲に置けるようにデザインされている。格納式のタブレットクレードルは4.8~10.6インチ型のタブレット端末も置くことが可能。中央席の背もたれの背面には最大17インチ型までのノートPCの収納場所があり、倒すと作業スペースが生まれる。

車載情報システムには最新の「R-Link」を装備。R-Linkには、携帯電話やナビゲーションシステムの音声認識機能や、テキスト読み上げ機能があり、リアルタイムの交通情報を表示できるTomTom社製ナビゲーションシステム、タッチスクリーンを備えている。

《山内 博》

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