BMWグループのMINIは6月9日、欧州仕様の新型MINI『ハッチバック』に、新グレードの「クーパーSD」を設定すると発表した。
クーパーSDは、ディーゼルエンジン搭載車の高性能グレード。新型のガソリンエンジン搭載車には、トップグレードとして、「クーパーS」を用意。そのディーゼル版に位置付けられるのが、クーパーSDとなる。
クーパーSDのエンジンは、直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル。可変ジオメトリーターボチャージャーをはじめ、2000バールの高圧で燃料を噴射する最新のコモンレールインジェクションなどを採用した。
この結果、クーパーSDは、最大出力170ps、最大トルク36.7kgmを獲得。ディーゼルならではの36.7kgmの力強いトルクは、1500rpmの低回転域から引き出される。MINIは、「MINI史上、最強のディーゼル」と胸を張る。
トランスミッションには、6速ステップトロニックを設定。動力性能は、0-100km/h加速7.2秒の実力。欧州複合モード燃費は25km/リットル、CO2排出量は106g/kmと、環境性能に優れている。