米国のEVベンチャー企業、テスラモーターズは6月9日、独自の急速充電ステーション、「スーパーチャージャー」を、英国に初めて設置した。
スーパーチャージャーは2012年9月、テスラモーターズが米国カリフォルニア州に導入した急速充電ネットワークの名称。テスラの新型EV、『モデルS』の顧客が、外出先で充電するための充電ステーションとして開発された。
スーパーチャージャーは、航続距離に課題があるEVに、画期的な解決策を提示。スーパーチャージャーでは、モデルSの充電は、およそ20分で完了する。充電にかかる料金が無料という点も、スーパーチャージャーのメリット。
テスラモーターズは2013年8月、モデルSのノルウェーでの発売に伴い、スーパーチャージャーをノルウェーに設置。これが、欧州で最初のスーパーチャージャー。その後、オランダ、スイス、ドイツ、オーストリアにスーパーチャージャーの拠点を拡大してきた。
6月9日、テスラモーターズは、英国に初のスーパーチャージャーを設置。これは、モデルSの右ハンドル車が、世界で初めて英国で発売され、今後、モデルSに対する需要が増すことへの対応。
テスラモーターズのイーロン・マスクCEOは、「2014年末までには、モデルSの顧客がスーパーチャージャーのネットワークを利用して、欧州全土に行けるようになるだろう」とコメントしている。