三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは6月3日、5月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は7269台。前年同月比は54.2%の大幅増で、3か月連続で前年実績を上回った。
7269台の内訳は、乗用車が前年同月比65.3%増の3157台と、3か月連続で増加。セダン系の車種整理を進めていた影響から抜け出して、増加傾向が続く。SUVなどのライトトラック系は、前年同月比46.6%増の4112台と、好調を維持する。
SUVでは、2010年10月に米国市場で発売した『アウトランダースポーツ』(日本名:『RVR』)が引き続き牽引。5月は、三菱の米国販売全体の4割近い2820台を販売した。
この台数は、同車の月販台数としては、過去2番目に多い数字。前年同月比は24.4%の大幅増となった。アウトランダースポーツは2012年7月から、米国イリノイ工場での現地生産に切り替え、需要増に対応している。
また、新型を2013年6月に投入した『アウトランダー』は5月、1292台を販売。前年実績の2.4倍と大きく増加。2013年9月に米国市場に投入した新型『ミラージュ』は、月販新記録の1700台を登録した。
2014年1-5月の三菱自動車の米国新車販売台数は、前年同期比33.7%増の3万3651台。三菱モータースノースアメリカのドン・スウェアリジェン営業担当取締役は、「4月に続いて、5月も素晴らしい結果。三菱ブランドの認知度は向上している。6月も期待できる」とコメントしている。