新潟BRT、シンボルカラーは朱色…トータルデザインを発表

鉄道 行政
新潟のBRT車両として導入される連節バスの外観デザイン。朱色をシンボルカラーとして採用する。
  • 新潟のBRT車両として導入される連節バスの外観デザイン。朱色をシンボルカラーとして採用する。
  • 連節バスの車内はシートのパターンに「亀田縞」をモチーフとしたストライプと暖色系の色彩を採用。つり革には木材を用いる。
  • BRT駅の頂部にはシンボルカラーとシンボルロゴを配す。
  • 韓国・ソウルのBRT駅。屋根付きの停留所で、運行系統ごとの案内表示器が設置されている。
  • 新潟BRTのシンボルマーク。朱色のリングで文字を囲む。
  • 新潟市のBRT導入計画ルート。新潟駅~市役所~白山駅~青山間が2015年夏の開業を目指す第1期ルートで、このうち新潟駅~古町間のみバス専用車線を設けることが考えられている。ただし開業当初は専用車線を設けず既存のバスレーンを走行する。

新潟市は6月5日、同市が新潟駅(中央区)~青山(西区)間への導入を目指すバス高速輸送システム(BRT)について、トータルデザインの概要を発表した。

同市によると、BRTの車両や交通結節点、駅などの施設を利用者に分かりやすくするため、統一感を持たせたデザインにする。デザインはパシフィックコンサルタンツとジイケイ設計の設計共同体が担当。シンボルカラーは「新潟の資源である光り輝く夕陽」をモチーフにした朱色を採用し、シンボルロゴは朱色のリングで「NIIGATA CITY BRT」の文字を囲む。

BRT車両として導入する連節バスの車体は、シンボルカラーを側面外周にリンク状に配色しつつ連続性を持たせ、「連節バスの車両長を活かしたデザイン」(新潟市)にする。車内シートのパターンは「亀田縞」をモチーフとしたストライプや暖色系の色彩を採用し、つり革には木材を用いる。BRT駅は上屋の頂部にシンボルカラーとシンボルロゴを展開。上屋を設置しないBRT駅も同じコンセプトで整備する。

新潟市は2015年夏にも新潟駅~市役所~白山駅~青山間にBRTを導入する方針だが、当面はBRTの中核的な施策である専用走行路を設けず、既存のバスレーンを活用する。

《草町義和》

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